若手研究者の海外挑戦blog

帰国後のTax return

こんにちは!!税金の支払いで苦労してますヒロです。

 

以前の記事でJ-1 visa holder 税金を払うの内容で記事を書かせて頂きました。

 

今回の記事では、旧J-1 visa holder帰国後にアメリカの確定申告 (Tax return) をするといった内容で書こうかと思っております。

 

現在、2023年のtax returnをしております。つまり、2022年のサラリーに対しての確定申告になります。アメリカで税金を会社や大学を介して納めていた人はtax returnの時にはテンション上がって、気分がよかったのではないでしょうか?

なぜなら、大学などでを介して支払いをしていた人は、tax returnで数百ドルの返金が得られるからです。

 

私も今回のtax returnはそうだと思い込んでいました。担当の公認会計士のお言葉を聞くまでは、、、、、

 

そう、、、、まさかの、、、、税金未納入の不足分の支払いを請求されてしまいました。1500ドル以上の!!!!

 

私が2022年にアメリカにいた期間は1~8月でその期間は税金を支払っていました。公認会計士の方が言うには、途中で帰ってしまうと基本的には不足分を支払うことになるらしいです。

 

支払い方法はクレジットカードと銀行引き落としの2種類があるようです。

 

今後、アメリカから帰国する予定の皆様はご注意ください。翌年のためにアメリカの銀行口座を残しておくだけでなく、税金の支払い分のお金も口座に入れておいてください。

 

うわぁぁぁぁ~~~~マジでショックだ~~~~

 

 

 

外資系製薬企業の国内office -job hunting-

転職が成功したので帰国することになりましたヒロです。

 

今回の記事では私が転職に成功するまでのagentと過ごした時間の経緯について書かせてもらいます。2022年1~2月にLinkedinを通して転職専門の複数のagentから連絡が来ました。内容としましては外資系製薬企業のmedical science liaisonのポジションにapplyしませんかということです。

 

Medical Science LiaisonとLinkedinに関しては別記事で書かせていただきます。

 

私のこれまでのキャリアは薬学部薬科学科(薬剤師免許なし)で薬理学、循環器を主として博士号を取得し、2年間アメリカのテキサスで疼痛の研究をし、その後、マイアミ大学で痛みと痒みの研究を8ヶ月ほどしていた状態です。私のスペックを転職市場での書き方で表しますと、

 

  1. ビジネス英語
  2. Ph.D. holder
  3. Industryの経験なし
  4. 海外ラボの所属経験は3カ所、海外在住約三年

 

このような経歴の時にagentから声がかかりました。

 

結果としましては、第一希望の会社かつ部署からの内定を頂きました。実は、その他の会社やポジションにも8つくらいapplyしたのですが研究領域がマッチしないや先方の都合で募集を中止されるなどの理由で円滑に進んでいませんでした。かなり運が良かったと思います(・ω・)

 

海外アカデミアのポスドクが転職活動をする時のagentとのmeetingの内容について説明します。

 

最初のmeetingでは

  1. 職務経歴・研究内容について
  2. 希望する職種と経歴からapplyできるポジション
  3. 現在の年収と希望する年収について
  4. 今回のapplyのみならず、今後のキャリアプランについて
  5. Applyする予定の職種に関する製薬企業の現状について

 

それ以降のmeetingではapplyする案件の会社を担当する各agentの方々と、その会社の社風、強み、今後の経営プランや必要とされる人材などの話をしながらその企業の理解を深めていきます。Agentの方々が企業研究を手伝ってくれるみたいなイメージです。

 

実際に書類が通ったら面接対策になります。

この時には、より詳細にmedical science liaisonとして必要とされるスキルや人柄についてのアドバイスをagentから頂きながら、さらにapply先の企業やpositionについて理解を深めていきながら、不足している部分や表現の仕方など細かいところを詰めていきます。

面接を受けるに当たってはパイプラインや直近でのpress releaseや買収情報などは確実に把握しておきましょう。今回のポジションに関連するものがあれば、面接で話すことでapply先の会社に興味があることを暗示することになります。

 

面接対策をどのようにやるのかはその会社だけでなく、担当するagentによっても違うと思いますので、上記の内容は参考程度でお願いします。

 

実際に転職活動を始めてから採用を頂けるまでの期間としては2ヶ月半くらいだったと思います。

 

質問等がありましたら気軽に連絡ください。

 

 

アメリカの税金難しすぎーー

こんにちは

 

アメリカの税金ムズすぎて、一人でやるの諦めたヒロです。

 

今日は以前に投稿した記事が完全に自分の書類作成ミスであったこと、またアメリカの公認会計士の方に依頼するときの金額(自分の場合)についての内容を書いていきたいと思います。

 

アメリカに来て3年目、言い換えると3回目のtax returnで自分のW-2 form(支払った税金や収入などが記載されている)が少し特殊なものになっていて自分では処理できないと思い公認会計士の方にお願いしました。というのも、渡米してきたのが7月でresidentとnon-residentの区分がちょうど半分であったからです。

 

以前に、自分がTax treatyによってfederal taxが免除されると思ってたけど、それは勘違いで30万($3,000)以上をIRS(International Revenue Servise)に支払ったと記事にしましたが、それは単なる自分の書類作成ミスであったことが依頼した公認会計士の方との会話で判明し、2020年の返金の手続きと2021年のtax returnの書類作成をお願いしました。

 

 

hiro-science.hatenablog.com

 

 

それぞれの料金ですが、2021年について申告書作成手数料は135ドル+委任料150ドル、2020年の申告書作成手数料は135ドル+委任料は250ドルでした。

 

2020年のrefundに関してはcheckでの返金になるそうです。2021年のrefundは指定の口座に直接振り込まれるみたいです。2020年のrefundは手続きが長くなり、やりとりが何度か行われる可能性があるとのことで1年半くらいかかるかもしれないと言われてしまいました。

 

個人的には料金は良心的じゃないかなと思います。日本人でアメリカ在住の方にしてもらったので、電話でのやりとりや不明な点を明確に教えていただき大変感謝しています。自分がお願いした方は親切な人でしたが、残念ながらそうではない対応をされる人もいるみたいです。日本人だからと期待して、日本にいる日本人と同じ対応をしてくれるとは限らないようです。

 

今は、turbotaxなどのアプリがあってW-2 formがあれば手続きを自分でしている人もいるので、そちらを試してみるのもいいかもしれません。何か質問があれば聞いてください。

 

イシダ

 

海外の研究生活で習得できる英語力(3年間の滞在)

こんにちはHiroです!!!

 

マイアミは四月になってビーチシーズン突入です(・ω・)

 

ポスドクで海外、特にアメリカに留学するときに求めるものは大きく3つあると思います。

  1. 業績や実験技術
  2. 異文化の吸収
  3. 英語力

 

今日はポスドクの研究生活を通して、培うことが出来る英会話能力について考えていきたいと思います。基本的には自分の経験を下に書いていきたいと思います。

 

ポスドク留学前の自分の英語能力について箇条書きしていきます。

  1. 英語論文を7報書いたことで、jargon=専門用語についての語彙力は十分あり、正しい英文法は理解している。
  2. 博士課程のときに4ヶ月ほど、アメリカに留学の経験がある
  3. 自分の研究内容を英語でプレゼンできる。正し、練習が必要。
  4. 年齢は30を超えている

 

留学後の状況

  1. P.I.が韓国人で他の研究員が韓国・中国・アメリカ人のラボに2年間所属。2年間、英語漬けの生活をテキサスでおくる
  2. 1の研究室からP.I.が日本人のラボに移動し、アメリカ人のPh.D. studentのみのラボ。同じグループに、アメリカ人の若いP.I.がいてたまに話す機会がある(9ヶ月所属、3/27/22)

P.I.との会話は日本語を使用している。

  1. マイアミに移動後にon line 会話を始める

 

これらを踏まえて、現在の英会話を同僚やオンライン英語講師に評価してもらいました。

  1. 自分の専門を活かした職場なら、企業で仕事できる
  2. 文法や語彙力はかなりしっかりしている
  3. 発音は問題がある

 

Native speaker達からはありがたいことに、professionalな仕事には問題なく就くことができる評価を頂きほっとしました。ラボミーティングでも、練習することなく研究報告をしています。今のラボでは、英語を使う機会が少ないことと、officeなどで使用される英語が学びたいことや、英語講師にキチンと間違った英語を直して欲しかったのでon line英会話のプラットフォームであるCamblyを週2回ほど受けています。

 

以前のblogでラボに日本人がいた方がいいかどうかの内容の記事を書きました。少なくとも、 渡米した直ぐのラボのP.I.は日本人ではない方が良いと思います、、、、、、、、

 

また、ラボを変えた理由としてはテキサスの最初のラボでは良くも悪くもラボメンバーとのコミュニケーションに問題はなかったため、違う環境でも自分の英語力は通用するのか?違う環境での英語を勉強したい気持ちがありました。実際、マイアミでは若い女性のアメリカンと話す機会があります。最初はあまりに早すぎてlisteningに苦労していましたが、今では彼女達の冗談も理解できて、会話に参加することができています。

 

ポスドクで英語を学習する上でのオススメ点をまとめて終わりたいと思います。

 

  1. 少なくとも渡米最初のラボのI.は日本人以外の方がいい
  2. ノリで喋らずに文法や語彙をキチンと意識する
  3. ラボの中だけでなく、自主的に英語学習の機会を増やす
  4. 長く同じラボにいると、お互いに言いたいことが言葉以外の要素からわかってくるので、ラボを変えるなどの違う環境でも英語を使う機会を増やす

 

以上のことを積み重ねると、三年以内にはアメリカのindustryで働く位の英語力は身につくと思います。

ポスドク生活 in Miami その1

こんにちは

 

お風呂にはつま先から海にはかかとから入る男、ヒロです。アメリカに来て一番恋しいものは寿司でもラーメンでもなくお風呂でございます。

 

以前の記事でサンアントニオでの生活について書かせて頂きました。今回の記事では現在、住んでいるマイアミの街について書かせて頂きます(^_^)

 

サンアントニオでは車が必要と説明させて頂きましたが、マイアミでは車はいらないと思います。正確に言うと、大学で勤務する人間にとっては必要ありません。マイアミは南北を走る電車があり、多くの大学職員はそれを利用していますし、ポスドクの給料で住める場所はその線路沿いにあります。

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治安が良くて、マンションが多いのはBrickellやDadelandになっています。Brickellは飲み屋街とモールがありますが、価格は高めです。自分が実際に住んでいるDadelandは治安も良く、スーパーやモールがあるのでオススメです。

マイアミで車を必要としないというより、オススメしないのはとにかくマイアミは自動車事故が多いです。それが原因で、マイアミ州に在住している人の自動車保険は全米で一番高いです。アメリカは州ごとに自動車保険の金額設定が異なっています。また、アメリカで自動車免許を取得しても、取得後の1年間は保険料が通常よりもかなり高くなってしまいます。車を購入するのであれば、I.D.として自動車免許をすぐに取得して、アメリカでの生活に慣れた1年後に車を購入してはどうでしょうか?

 

次に、マイアミで遊ぶならどこでしょうか?

 

ビーチ以外ないでしょ(・∀・)

 

マイアミには沢山ビーチがありますが、自分のオススメはHollywood beachです。Mid-beachやMiami beachも素晴らしいですがHollywood beachは海や浜辺からレストランやカフェが近いので、とても過ごしやすいです(・ω・)

どこのビーチも車が必要なため、その日だけでも車をレンタルしてもいいのではないでしょうか?日本人の皆様は、ビーチといえば夏と思うかもしれません。マイアミで夏にビーチに行くのは覚悟が必要です。紫外線が日本のとは比べものにならないほど強いです。自分は8月の夏ど真ん中に行きましたが、背中の分厚い皮が大量にはがれてきました。地元民によると4月~6月が良いそうです。

マイアミは一年中暖かいので、パーカーだけあれば良いような季候です。海に入らなくても、冬でもビーチに行って寛ぐのも最高かと思います。

 

マイアミは南米の人が多く、サッカーが非常に盛んです。自分も学生の時にサッカーをしていたので、他の研究室のP.I.やポスドクなどと毎週フットサルをしています。サッカー経験者の方はぜひ来てください。

 

つらづらと書いてきましたが、何か質問があればご連絡ください。

J1 visa holder 税金を支払う!!

こんにちは

 

お金って大事ですよねーーーってことで今回は給料から天引きされる税金についてお話したいと思います。

 

アメリカの税金はおもに1. federal tax 2. income tax に分けられます。Federal taxはアメリカ在住者の全員が払わなければいけないものであり、連邦税です。Income taxはその名の通り所得税となっております。月々、いくらの支払いかはその人の収入によって決まります。2. Income taxに関しては州ごとに課税される金額が決まっております。そう、ここはアメリカ!!州によって大きく違うのです。

Income taxが存在しない州もあります!!!

 

私たちの様に大学勤務のポスドクは払い主が「Any U.S. educational institution」であれば免税を受けることが可能でした。というのも、日米租税条約に基づいて、J-1 visaでアメリカに滞在する最初の2年間は大学からの給料が課税の対象になっていませんでした。実際、給料からの天引きもなくて、自分は免税を受けることが出来るんだ!!可能なんだ(^_^)

 

そう........可能なはずだった。自分もそう信じてた、アメリカ合衆国内国歳入庁(IRS)からメールが来るまでは......2年目の納税書類(tax return)を提出した半年後にIRSから給料のおおよそ9%くらいの支払い義務があることを知らせるメールが来てしまったのです。

どうやら、2019年8月30日に日米租税条約が撤廃されて、J-1 visa ホルダーでも課税の対象になってしまったようです。P.I.からも「treetyで税金払う必要が無いから」

と言われて何も疑うことなくいた自分がいました。

今後、J-1 visaを使ってアメリカに滞在する方々は最初の2年間に関しての税金はよく調べて、大学のHuman resourseなどにも問い合わせることをオススメします。

最後に、参考程度になりますがincome taxの課税が存在しない州を記載しておきます。

 

ワシントン州ネバダ州、テキサス州フロリダ州ですが、アラスカ州サウスダコタ州ワイオミング州

ポスドク生活開始 in San Antonio

お久しぶりです。

 

しばらく、更新をサボってしまいました。

 

今日は久しぶりとのことなので、アメリカでポスドクを開始した2019年8月から~2021年7月までの約2年間、所属していた機関について説明したいと思います。

 

自分はテキサス州サンアントニオ市にあるUniversity of Texas Health Science Center at San Antonioでポスドクをしていました。DepartmentはOral & Maxillofacialとかいう、行った時には何だこれ???みたいな学部でした。日本語で言うと口腔外科で薬学部の自分には馴染みのないものでした。

 

そこは、痛覚の研究をしている人なら誰もが知っているHargreaves testを開発したHargreavesのgroupがいるところです。そのgroupがいることもあって、私のbossもそこにわざわざ移動したようです。まあ………他にもスカウトされたとかなんとか………

 

どうやら歯学部が有名なのか、海外からの留学の受け入れに対してオープンなのかはわかりませんが、日本人の歯医者さんが一定数、留学に来ていました。歯学部の大学病院はかなり大きくて新しかったですし、明らかに金を持ってる雰囲気でした。

 

研究内容については、次回の記事で書くことにして、今回はサンアントニオ市の街とそこに住む日本人について書きたいと思います。

 

サンアントニオはメキシコの国境から非常に近いこともあってメキシコ人が多くスペイン語で話している人が多いです。たまに、当たり前のように自分に話してくる人がいました(-_-)……お前ここはアメリカなんだから英語で喋れよ!!ていうか…見るからにアジア人の俺にスペイン語使うなよfu○k you!!!

 

そんな街で………日本人が住みやすい街かと言われると……………(-_-)……………(^O^)

住みやすいと思います!!なぜなら、物価が非常に安いから👍

自分が住んでいたアパートは1bed 1bath roomの住宅保険と水道代込みで820ドル程度でした。電気代が少し高くておおよそ90ドル、internetが50ドル、携帯が40ドルで、他には何故か健康保険は自分で払わなくてはいけなくて350ドル。それでも、月々1000ドルくらいは貯金できてました。

 

日本人が経営している日本人スーパーはインスタント食品や納豆やエノキなどのご飯のお供も豊富に手に入り、お米の種類も沢山あります。また、日本在住歴がある韓国人が経営している日本食レストランでは新鮮な刺身や寿司も食べることができます。何処のお店か知りたい人はメッセージしてね(^_^)

 

サンアントニオは100万人以上の都市ですが面積が大きくボストンやシアトルの様にダウンタウンがめちゃくちゃ栄えていたり、電車が沢山通っているわけではないので、基本的には車移動になります。車の免許は、テストは筆記で受ける必要がなくてオンラインのコースのみを受講して、実地試験に合格するともらえます。車の免許についての詳しい説明は、別の記事でお伝えします。

 

サンアントニオについてはかなり詳しいし、友達もまだ住んでいるのでわからないことがありましたら気軽に連絡してください。

久しぶりの記事なので、今回は軽くこんな感じにしておきます。